【取材・文●新里陽子 撮影●小林愛香】
[ 本格的ドルチェも、混ぜて冷やすだけで簡単 ]

「もし時間があれば、2で材料を入れ30分ほど置いてから火にかけると香り豊かな仕上がりになりますよ」
「冷やし固まったら型のまま器にのせ、ぎゅっと押しつけるように持ち振るとスルっと抜けます。デコレーションは今回のように手作りソースでなくても、市販のフルーツソースを使っても。お子さんと一緒に飾りつけも楽しいですね」
材料(直径5cmのプリン型8個分)
板ゼラチン・・・5g
生クリーム・・・625ml
グラニュー糖・・・45g
オレンジの皮・・・1/2個分
レモンの皮・・・1/2個分
コーヒー豆・・・約20粒
シナモンスティック・・・1/2本
【デコレーション用】
ラズベリー、ブルーベリー、
ミントの葉適量
1 板ゼラチンは氷水に入れ約15分浸しふやかしておく。
2 鍋にゼラチン以外の材料をすべて入れ、弱火にかけて温める。
3 2に水気を絞ったゼラチンを加え、溶けたらこし器でこしボウルに移す。
4 ボウルの底に氷水をあて、底を冷やしながら粗熱をとる。型に流し入れ冷蔵庫で約2~3時間冷やし固める。
5 型から取り出し器に盛り、キウイソース、ラズベリーソース、デコレーション用の材料で飾る。
【キウイソース・ラズベリーソース】
キウイまたはラズベリー(冷凍)100g(正味)、グラニュー糖20g、レモン汁少量をフードプロセッサーに入れよく混ぜ合わせる。

レシピ製作・調理
超人シェフ倶楽部所属・片岡護さん
[アルポルト]
1948年9月15日、東京都に生まれる。美大受験に失敗した矢先、母親が勤めていた先の外交官に「総領事としてイタリアに赴任するから、コックとして付いて来ないか?」と誘われたのが料理の世界に入ったきっかけ。イタリアで修業した5年間で、イタリア料理、地方料理の基礎、サービスまで習得する。帰国後は、『小川軒』を経て『マリーエ』のシェフを務める。1983年に独立し、『アルポルト』をオープン。「コース料理を主体にヘルシーな料理を提供すること」をモットーに、新しい時代に合ったイタリアンのスタイルを確立。日本を代表するシェフの一人となる。現在、テレビや雑誌など、幅広く活躍中。『片岡護のお手軽極うまイタリア丼』(講談社)など著書多数。

〒106-0031
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Tel 03-3403-2916
定休日 : 月曜日
http://www.alporto.jp

●超人シェフ倶楽部とは?
ジャンルを超えた料理人の交流と食育の啓蒙をテーマにする食文化創造集団。おいしくて体に良いレシピの提供、給食のプロデュースなど幅広く活動している。