【取材・文●新里陽子 撮影●小林愛香】
[ テーブルがぱっと華やかに 簡単なのに豪華な一品 ]

合わせ酢は簡単に手づくりできます!
「市販でも「すし酢」はありますが、自宅にある調味料で作れます。材料を合わせ、砂糖が溶けたら火をとめることが大事。それ以上沸かすと酢が飛んでしまいます」。
破れない秘密は片栗粉!
「薄焼き卵焼きを上手につくるには、少量の片栗粉を加えて混ぜ合わせてから焼きます」。
材料(5人分)
刺身(まぐろ、いか、白魚、ほたて、
えび、カニ、イクラなど)・・・適量
(鮮魚コーナーで販売している
「手巻きすしセット」がぴったり)
※1 かんぴょう・・・40g
※2 干ししいたけ・・・4枚
※3 れんこん・・・50g
米・・・3合
きゅうり・・・1本
絹さや・・・適量
薄焼き卵焼き・・・卵3個分
酒・・・大さじ1
昆布・・・10cm
合わせ酢の材料
(酢60g、砂糖40g、塩11g)
前日の準備
(もしくは市販のものを使用)
※1 塩もみした後に洗い、たっぷりのお湯で10分ほど茹で水にさらしておく。1.5cm幅に切ったかんぴょう、砂糖大さじ3、薄口しょうゆ大さじ2を鍋に入れよく煮る。
※2 一晩水につけもどしておく。食べやすい大きさに切り、戻し汁180ccと砂糖大さじ3、薄口しょうゆ大さじ2を合わせよく煮る。
※3 薄く切り、水にさらしアク止めする。鍋で水100gと酢100gを加え煮る。
1 研いだ米と3合分の水、酒と昆布を入れ炊飯器でごはんを炊く。
2 合わせ酢の材料を鍋に入れて熱し、冷ましておく。
3 1のご飯を大きめの容器にあけ、2を加えながら団扇などであおぎ冷ましながらよく混ぜ合わせる。
4 卵焼きは薄切りに、絹さやは茹でた後刻んでおく。刺身類ときゅうりも食べやすい大きさにカットしておく。
5 器に3の酢飯を入れ、かんぴょう、しいたけ、れんこん、刺身ときゅうりの順で盛り付け、最後に絹さやと薄焼き卵を散らして完成。

レシピ製作・調理
超人シェフ倶楽部所属・山口利和さん
1964年東京都葛飾区に生まれる。1979年料理の道に入り、浅草柳橋の料亭「稲垣」をスタートに、老舗料亭やホテルなどで修業。1998年に能登・和倉温泉にある老舗旅館「加賀屋」直営店「加賀屋東京店」の料理長に就任。2003年川崎・武蔵小杉「KJコミュニティクラブ武蔵小杉」会員制加賀料理「杉の家」の料理長に抜擢され、2007年川崎・新丸子に「加賀料理 杉の家 やまぐち」のオーナーシェフとなり現在に至る。

〒211-0006
神奈川県川崎市中原区丸子通1-653
川崎グリーンプラザホテル1階
電話 : 044-411-6693
定休日 : 月曜日
http://www.suginoya-yamaguchi.jp/

●超人シェフ倶楽部とは?
ジャンルを超えた料理人の交流と食育の啓蒙をテーマにする食文化創造集団。おいしくて体に良いレシピの提供、給食のプロデュースなど幅広く活動している。